今日は何の日?
5月23日、今日は何の日?
おそらく、ほとんどの方が知らないことだとは思いますが、実は5月23日は田村寫眞館を開業した日です。6年前のことなのですが、振り返れば、税務署に開業届けを出しに行ったのが昨日のように思えます。
右の左もわからずに
開業して間もない頃は、京都の寺社仏閣で定期的に行われている手づくり市に出店しながら、出張撮影の依頼をいただいておりました。
まだまだ駆け出しではありましたが、ありがたいことに、手づくり市で写真館のことを知ってくださった方や、写真展で存在を知ってくださった方からのご依頼がありました。
それでも、開業した当初は、個人事業のノウハウや確定申告のやり方、写真撮影のノウハウ、いろいろな壁にぶつかりました。
我ながら、精一杯走っていたような気がします。笑
全てが新しいこと続きで、ほんとうにたくさん失敗をしてきました。
いろんな人に出会い
写真の道を選んでから、たくさんの人に出会いました。
不思議なことに、田村寫眞館として出店していた手づくり市で出会うことが多く、今でもお世話になっている大先輩カメラマンのNさん、写真の道を導いてくれた大先輩カメラマンのTさんも手づくり市で出会いました。
出会ったカメラマンさんは決まって私にこう言います。
「 使ってない引き伸ばし機or暗室機材があるけど、いらないか 」
と。笑
という冗談はさておき、ほんとうに手づくり市は不思議なご縁があります。
そのような大先輩カメラマンさんのアシスタントや、写真のジャンルは違いますが、京都新聞社さんのお仕事をさせていただいたことによって、写真と向き合うことができました。
あらためてそのようなチャンスを与えてくださった肩に感謝したいと思います。
田村寫眞館という仕事
たまに、田村寫眞館という仕事がもしなくなってしまったら、困ってしまう人はどれくらいいるんだろうとセンチメンタルな想像します。もし郵便局がなくなったら、病院がなくなったら、困ってしまう人はたくさんいると思います。
もし田村寫眞館という仕事がもしなくなってしまったら、困ってしまう人がたくさんいるくらい、誰かのそばにある写真館でありたいです。
空気がスッとかすれたような、ふわりとした世界観のフィルム写真で撮りたい人、はたまた、ベレー帽と蝶ネクタイをつけた面白いオーナーに写真を撮って欲しい人、おだやかな幸せが詰まった写真を撮りたい人。
そのような方の期待に応えられる写真館、いや、期待以上のものをお渡しできる写真館であり続けたいと思います。
2020年5月23日 田村寫眞館オーナー